映画鑑賞録 - 26世紀青年
巷では、『けものフレンズ』が「IQの下がるアニメ」として知られているが、ガチでIQを下げに行く映画を観た。
軍の極秘研究で500年間コールドスリープさせられた「ごく平均的」だった男が、突然合衆国のお偉いさんになって荒廃しきった世界を直す役割を背負わされるのだ。世界一賢い男として。
原題は"Idiocracy" 邦題もうちょっとマシなんないのか?と5分くらい考えたけど思いつかなかった。
IQの高い人間はきちんと家族計画を組んだとしても、様々な事情で子を成せぬままやがて年老い、不妊治療に一喜一憂する。一方で、IQの低い人間は野放図に子を殖やしていく傾向にある。IQの高い人間は次第に淘汰され、500年経過する頃には、頭Syamu以下の連中しかいない国が完成するという筋書きだ。
劇中、ストーリーそのものも勿論だが、アホな国民のしでかすアホな描写がとても上手いという点で面白かった。例えばマトモな建築士がいないせいか、倒壊しかかってるビルを隣のビルに綱でくくりつけているのだ。姉歯よりひでえぞ。
とはいえ、これを観る直前にサウスパークの映画を観て、T&Pのケツだのオナラだのでゲラゲラ笑ってたあたり、
筆者の知性も削がれているのではないかとちょいとばかし恐怖した。頭は使おう!